隣接科学と法研究
今世紀に入り、脳神経科学の研究の進展や遺伝子工学の進歩には著しいものがあります。客観から離れたところに自由に考える主観があるというのは幻想であり、これまでの近代法学の枠内では処理しきれない問題がいろいろ出てきています。そのような隣接科学の視点を取り入れた法学研究が必要な時代に入っているという問題意識から、学際的な研究を進めようとするものです。2022年4月から開始し、第1回は総論的な議論を行い、第2回は、日本における神経法学の研究者である立命館大学山口直也教授の講演を実施しました。2024年1月には仲真紀子氏(北海道大学名誉教授)をお招きして「司法面接の現在」について、、2024年9月には、臨床心理士の岡田裕子氏による「心理カウンセリングの実際」をオンラインで開催しました。
今後、引き続き隣接科学の研究者の講演を開催する予定です。
公開講演会については、HPのお知らせ欄をご覧ください。